【アンドプランツ】買って3年の正直レビュー|あとで1,300円で見つけた話

アンドプランツで2023年10月に買ったフィカス・ジン。2026年8月、屋外の素焼き鉢で葉が茂っている状態

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「アンドプランツって、実際どうなんだろう」

観葉植物の通販を調べていると、まず値段が引っかかると思います。同じような株が、園芸店ならもっと安く並んでいそうな気がする。

私もそう思いながら買いました。2023年10月に、フィカス・ジンを1鉢。そして買ったあとに、同じ品種を店頭で1,300円で見つけました。

つまり、通販と店頭で同じものを両方買っています。

その立場から、アンドプランツで買うのはありなのかを検証します。届いた状態も、値段の差も、冬に葉を全部落としたことも、隠さずに書きます。

そもそも通販を使ったのは、園芸店を5軒ほど回っても見つからなかったからです。そんなに珍しい品種だとは思っていませんでした。

目次

何が届いたのか

アンドプランツから届いた段ボールを開けたところ。鉢が下箱に養生テープで固定され、右にケアカードが入っている
段ボールを開けたところ。鉢が下箱に固定され、右にケアカードが入っている

段ボールを開けると、鉢は下の箱に固定されていました。黄色い養生テープで十字に留めてあります。輸送中に鉢が転がらないようにするためですね。

右に立てかけてある紙がケアカードです。品種ごとに、水やりや置き場所が書いてあります。

黒い鉢が段ボールの台座に黄色い養生テープで十字に固定され、鉢の土がクラフト紙で覆われている。幹は3本
鉢の土はクラフト紙で覆われている。幹はこの時点で3本

鉢の中も見てください。土の表面がクラフト紙で覆ってあります。揺れても土がこぼれない工夫です。

幹は、届いた時点ですでに3本立ちでした。3方向に分かれているので、キングギドラみたいな形です。うちには同じ品種がもう1鉢ありますが、これのおかげで見分けがつきます。

そして肝心の株の状態です。葉は1枚も傷んでいませんでした。折れも変色もなく、箱の底に落ちた葉もゼロ。

よた

ここがいちばん意外でした。1枚くらいは傷んでいるものだと思って開けたので。

いくらだったのか

買ったのは Table-M というサイズです。高さの目安は30〜45cmとされています。

項目金額
フィカス・ジン Table-M3,980円
送料880円
合計4,860円

あとで、同じ品種を1,300円で見つけました

正直に書きます。買ったあと、店頭で普通に売っているのを見かけました。

値段は1,300円ほど。せっかくなので、それも買いました。いまうちには同じ品種が2鉢あります。

買った場所金額
アンドプランツ(送料込み)4,860円
店頭約1,300円約3.7分の1

同じ品種で、これだけ違いました。

よた

先に店頭で売っているのを見つけていたら、アンドプランツでは絶対に買っていません。それは正直そう思います。

それでも後悔はしていません。理由は2つあります。欲しいものが手に入った満足感と、梱包が丁寧だったことです。

5軒回って見つからなかった時点で、私は「探す」のをやめて「買う」に切り替えました。あとから見つかったのは結果論で、探し続けていたら何ヶ月かかったか分かりません。

その差額で何を買っているのか

公式サイトには、こう書かれています。

  • 注文が入ってから、スタッフが鉢に植え替えてから発送する
  • 発送前に、実際に送る株の写真をメールで送る(夏のあいだは停止)
  • 届いてから14日以内に異常が出たら、無料で交換する
  • 品種ごとに作ったケアカードを同梱する
  • 鉢の色を選べる(私のときは6色でした)

ここがいちばん効きます。届いた時点で植え替えが済んでいるので、自分でやる手間がありません。初心者だと、まずここでつまずきます。土を買って、鉢を買って、根をほぐして……という工程が丸ごと不要です。

そして植え替えたばかりのいい状態で届くので、そのまま育て始められます。葉が無傷だったのも、たぶん運ではありません。人が触っている以上、悪い株はそこで弾かれるはずです。

鉢の代金も込みです。届いたのは ECOPOTS というブランドの4号鉢でした。鉢を別に買えばそれなりにしますから、差額はもう少し縮まります。

私が買ったのはこれです

Table-M サイズ。鉢(ECOPOTS)と植え替え込みで3,980円+送料。鉢の色は選べます。

フィカス・ジン Table-M(アンドプランツ)

3年後、どうなったか

2023年10月、届いたフィカス・ジンを黒いECOPOTSの鉢に植えた直後。葉は10枚ほどで赤い新芽が伸びている
2023年10月、届いてすぐ植え替えたときの姿。葉は10枚ほど

これが届いた直後、黒い鉢に植え替えたところです。葉は10枚くらい。赤い新芽が1本伸びています。

そして今年の8月が、これです。

アンドプランツで2023年10月に買ったフィカス・ジン。2026年8月、屋外の素焼き鉢で葉が茂っている状態
2026年8月。幹が太り、枝が伸びて葉の数が増えた

幹が太くなり、枝が伸び、葉の数もかなり増えました。鉢はそのあともう一度替えて、いまは素焼き鉢に入っています。

ただし、ここまで一直線に来たわけではありません。

2年目の冬に、葉が全部落ちました

時期置き場所結果
1年目の冬室内に取り込んだ葉は残った
2年目の冬屋外で越冬させた葉が1枚残らず落ちた
その後植え替えた春から葉が戻った

1年目は室内に入れていたので、何事もなく冬を越しました。

2年目は、株がだいぶ大きくなっていた。「これなら外でも大丈夫かな」と思って、そのまま外に置きました。

結果は表のとおりです。枝だけになりました。

外に出す判断ができたのには理由があります。同じ品種をもう1鉢持っていたからです。駄目でも片方は残る、という保険がありました。1鉢しかなかったら、たぶん外には出していないと思います。

これは株が弱かったからではありません。公式の育て方には「最低でも10℃以上」「屋内の日当たりの良いガラス越し」と書いてあります。推奨と違う置き方をしたのは、私のほうです。

そのあと植え替えをして、春から葉が戻ってきました。いまは上の写真の状態まで回復しています。

そして、その後わかったことがあります。雨の当たらない軒下なら、長崎では越冬できました。

よた

丸坊主になったときは、正直もうだめかと思いました。フィカスは思ったより粘ります。

ジンは、ゴムの木のなかでは寒さに弱いほうかもしれません

うちには他のゴムの木もあります。バーガンディなどです。

同じ寒さでも、そちらは葉が残りました。落としたのはジンだけです。

メーカーの育て方表示は、品種が違っても「最低10℃以上」と横並びで書いてあることが多いです。でも実際に並べて越冬させると、差が出ます。

1回の観察なので言い切りはしません。ただ、ジンを買うなら冬は取り込む前提で考えたほうが安全だと思います。

鉢の中で水が抜けなくなると根が傷む、というしくみは用土のほうの記事に書きました(→ 赤玉土が根腐れを起こす理由)。水はけを上げる資材の選び方は、こちらが近いです(→ 日向土と軽石の違いと使い分け)。

どういう人に向くか、注意したほうがいい人は誰か

使う価値があるのは、こういうときです。

  • 探している品種が、近所の店で見つからない
  • 車がなくて、鉢植えを持ち帰るのがつらい
  • 植え替えの道具も知識もまだ無いので、そのまま育て始めたい
  • 探す時間を、お金で短縮したい

当てはまるなら、見てみる価値はあります

私が買ったのと同じ Table-M。3,980円+送料880円。鉢と植え替え込みの値段です。

フィカス・ジン Table-M(アンドプランツ)

逆に、こういう人は店で買ったほうがいいです。

  • 品種にこだわりがなく、店で並んでいるものから選べばいい
  • 店を回れる環境がある(車がある、近くに専門店がある)
  • とにかく安く済ませたい

私は長崎に住んでいて、車で園芸店を回れます。

ただ、5軒回れたこと自体が車があるからです。都内で車なしだと、5軒回るところからきつい。見つけても、鉢を抱えて電車で帰ることになります。

通販で買っているのは、株ではなく「探す手間と持ち帰る手間」です。それがいくらなら妥当かは、住んでいる場所で変わります。

注意点をひとつ。送料は1点ごとにかかります。2鉢買っても同梱されません。まとめ買いで送料を浮かせる、という買い方はできない形です。

まとめ

3年使ってみて
  • 届いた状態は良かった。葉は1枚も傷んでいなかった
  • 4,860円。あとで店頭に1,300円で出ていた。約3.7倍
  • それでも後悔はしていない。ただし先に店で見つけていたら買っていない
  • 3年目の今も生きている。2年目の冬に屋外で葉を全部落として、そこから戻した
  • 他のゴムの木は葉が残った。ジンは冬に取り込む前提で

通販の観葉植物でいちばん不安なのは、届いたときの状態だと思います。そこは問題ありませんでした。

使いどころははっきりしています。探しても見つからない品種を、いま確実に手に入れたいとき。それ以外なら、店で買ったほうが安いです。私が身をもって確かめました。

SNSでもアンドプランツのスタッフが丁寧に説明されていて、植物に真摯に取り組んでいる企業だなと感じました。おすすめです。


3年育てて、まだ生きています

冬に一度、丸坊主にしましたが戻りました。雨の当たらない軒下なら、長崎では越冬できています。

フィカス・ジン Table-M(アンドプランツ)

※ 価格・サービス内容は2026年8月時点のものです。私が購入したのは2023年10月なので、仕様が変わっている場合があります。

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この記事を書いた人

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よた|YOTA PLANT BASE
植物の状態を「なぜそうなるか」で解説する園芸ブログを運営。

試行錯誤の中で再現性の低さに課題を感じ、感覚に頼らない「理屈で育てる園芸」を追求。
用土・水分・栄養の関係を軸に、構造とデータから再現性の高い栽培方法を検証しています。

農林水産省・研究機関の一次情報をもとに、初心者でも再現できる形で発信しています。

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